2017/04/12

労災の原因は理事会の儲け主義、団結して安全な職場を!

「団結」No.244
2017/4/12
広大生協労働組合

労災の多発は全て理事会の「儲け主義」が原因
団結してこれ以上一人の被災者も出さない安全な職場を!

4月13日18時半より、広島で団体交渉を行ないます。裏面にある要求の説明を行ない、理事会が「労働災害を防ぐために」何も対策を取ろうとしていない現状を糾します。「労働者の健康よりも金もうけ優先」の姿勢をやめさせます。
 多くの人が腰が痛い、腕が痛いと言いながら、労災として認定をとる手続きも知らないままに、諦めたり、生協そのものをやめるなどしています。生協をやめてしまえば、職業病も個人の体質による疾病と見なされ、医療費も本人負担にされます。そんな風に泣き寝入りするのは止めにしましょう。

1)体調に異変のある方は集団で労災申請を行ないましょう!

理事会による「労災状況」調査は、アンケートに答えた場合にもどのような対策をとるかについて具体的な方針もないままに強行されました。それでも、複数の労働者が腰や手の痛みを訴えています。すぐ対策をとるべき問題です。調査だけ行えば、理事会の仕事は終わりになるわけではありません。実際に労災が認定されるよう経営者の責任を果たすべきです。
 職場で話題になっていることは「腰や手、腕、肩が痛いけれど、ママさんバレーで痛めたからダメかもしれない」「年をとって来たら誰でも、痛みがでるものと言われないか」など労災申請をためらう要因があることが分かりました。
 労働基準監督署では労災認定の基準がありますが、例えば「腰の痛み」などの既往症があっても、生協で働きはじめて「悪化」したなら労災認定されます。
厚生労働者省のH.P. を参考に!
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/rousai/dl/111222-1.pdf 
加齢も同じです。通常考えられる程度を超えて、生協で働くことで発症すれば労災の対象になります。要は、診察を受ける医師がどのように因果関係を診断するかです。つまり、労災について見識のある医師に診察してもらうことが大事です。自分も労災ではないかと迷っているなら、ぜひ、労組に相談してください。秘密は厳守します。
 さらに、労災を発症させる特徴的な状況をハッキリさせることがポイントです。新学期で急激に利用者が増えた。あるいは、退職者があり、職員補充がないために在職者に想定外の負担がかかるなどの例です。ノルマの強化はどの職場でも見られます。 
 また、施設などの作業環境が労働の姿勢に悪影響を与えてないか、などもポイントです。日頃から、労働環境に注意を払い、生協が環境の改善を行わないなら、団交でとりあげ追及します。

2)労災認定された場合や医師が労働の軽減を診断した場合

労災認定された場合や、医師が病状と仕事の因果関係を認め作業の軽減を診断した場合、当然業務負担は軽減されなければなりません。労災治療で一番大事なのは「より悪くならないようにする」「とりかえしつかないほど悪化させない」ことだからです。理事会も労災事故があるたびに、口では「被災者の労働は軽減している」と言います。しかし、実際には作業の軽減に必要な労働者の配置(増員)を行なわないどころか、慢性的な人で不足を放置し、結局は被災労働者が無理して働くか、他の労働者に負担がたらい回しさせられるだけになることが起こっています。つまり、労災認定は本人が労災保険から医療費が支給されれば終わりではなく、労災が発生する危険性を除去してゆく闘いです。
 現状を見ると、低賃金のために退職者の補充がないまま少ない人数でやることを強制し、少人数でも出来るということにされて、ますます高いノルマ=生産性を押し付けられています。その結果が労災です。これ以上、一人の労災患者もださないために、労働者が団結し、職場の運営は自分たちで決めてゆきましょう。

4.13 団交質問事項 労働災害を防ぐために

1、新学期が始まったこの1 か月間、とりわけ最初の1 週間にどういう対策をとるかが極めて重要です。谷口書記長は昨年4 月、医歯薬看の学生が急に増え、負担が増大する中で労災が決定的に悪化した。入ったばかりの人に教えながら、且つ増加したモーニング客に対応。その上で、ランチ開始の10:30 までに準備を終わらせろ、という状況。連日腕がケイレンをおこし、5月ついに腕が伸ばせなくなった。
 労組は、これ以上、多忙・激務によって労働者が身体を痛めること、身体が壊されることがあってはならないと考える。一方理事会は、また同じ事態を引き起こすつもりではないのか? 労災の多発、とりわけ新学期に伴う激務についてどう認識し、どのような対策をとるのか質問します。

2、労働組合は、出食制限が必要だと考えます。厨房のキャパを超えて、客を増加させているのは明らかです。どの店舗でも労働者が身体を壊しています。理事会はどのように考えていますか?

3、中四事業連合方式が労災を生み出す根本原因です。ミールカードの乱売にもそれが現れています。儲け第一の姿勢でミールカードを乱売することに反対します。
 未利用分の返金制度によって、「買ったけどほとんど使わない」学生が増え、無駄な事務処理作業が膨大化しています。社会的無駄です。生協がとるべき政策ではありません。
 ミールカードそのものが「たくさん食べたら得」「お金がある人ほど得」という制度であり、協同して生活を守るという生協の本旨に反しています。そのことがさらには労働者の身体を破壊しています。
 中四事業連合方式、ミールカード政策、儲け第一主義が、労災を多発させる根拠となっていると考えますが、理事会はどのように認識しているのか、回答を求めます。

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