2016/07/19

山陽測器社前闘争を貫徹!

 7月19日、山陽測器に対して「M組合員の解雇を撤回しろ!」と社前闘争を行いました。6月30日の労働委員会闘争を勝利的にたたかいぬいたことを報告し、ビラを配布しました。

労働者は「使い捨ての消耗品」ではない!
ユニオンに入って一緒に会社を変えよう!


労働委員会闘争を勝利的にやりぬく

 山陽測器で働く労働者のみなさん! 地域の労働者・住民の皆さん!
 6月30日、昨年11月の山陽測器のM組合員への即日解雇攻撃に対する不当労働行為を争う労働委員会審問が行われました。M組合員本人が証人として登場。社長と会社側弁護士の卑劣な「尋問」を粉砕し、堂々と質問に答え、会社側の不当解雇を徹底的に暴露しました。

会社側の組織的パワハラが明らかに

 M組合員の証言では、2014年以来の解雇攻撃と解雇撤回後のボーナスカットに対して、ユニオンに加盟して闘い、労働委員会での勝利(2015年10月)そして社前闘争への決起が報告されました。追い詰められた会社は「死ね」の暴言(桐木部長)を浴びせ、2回目の社前闘争の直後にロックアウト解雇を行ってきた経過が明らかにされました。
 会社側は「解雇の証拠」として、A3にして100ページ近い「報告書」というものを出してきました。その内容はM組合員を監視し、些細なミスから日常の動向まで細かく記録させてきたものです。その内容は例えば40分にわたる上司とのやりとりがたった5行の報告とされ、しかもMさんが言ってもいないことが書き加えられていたり(録音をしていたためその事実が判明)するなど、およそ解雇の証拠たりえるものではありません。逆に、Mさんを狙いうちにして、監視・密告を行っていたことが明らかになり、会社側が組織ぐるみでパワハラを行っていたことが労働委員会の場で明らかになりました。

ユニオンに加盟し、労働組合を職場に作ろう!

 傍聴闘争には広島連帯ユニオンの新入組合員も参加し、同じくパワハラで苦しんでいる青年組合員はM組合員の闘いにとても勇気付けられたと語っていました。山陽測器闘争はパワハラや解雇に直面している多くの労働者の希望の星になっています。
 山陽測器で働く労働者の皆さん! ユニオンに加盟し、労働者を使い捨ての消耗品のように扱う会社のやり方を一緒に変えましょう! 職場に会社の理不尽な攻撃と闘う労働組合を作ろう!

労働委員会命令取り消し訴訟の反動判決弾劾!

 7月6日、山陽測器資本が労働委員会を相手取って起こした昨年の労働委員会決定(10月5日決定)の取消訴訟で、広島地裁は黒田部長の発言を不当労働行為と認めたものの、14年春のボーナスカットについては不当労働行為の認定を取り消す反動判決を下しました。絶対許せません。
 何ら正当性のないこの判決は、今M組合員が闘っている解雇撤回闘争をつぶすという目的で下された判決です。安倍政権と資本家階級は「働き方改革」と称して正社員でも自由に解雇できるようにしようとしています。その政治的目的に貫かれた判決です。しかし、M組合員はこの反動判決に全くひるむことなく解雇撤回・原職復帰まで闘いぬくことを明らかにしています。
 判決を徹底弾劾するとともに、国家権力・裁判所と資本が一体となった解雇の攻撃をユニオンの総力でひっくり返すことを宣言します。
 判決に対しては県労働委員会も争う姿勢を見せており、もはや山陽測器闘争はM組合員ひとりの問題を超えてすべての労働者の未来のかかった闘いとして発展しています。資本と国家権力・裁判所一体となった「解雇自由化」の攻撃を粉砕し、解雇撤回闘争に勝利するぞ!

ーーーM組合員の決意ーーー

 私だけではなく、社長の最低な行いで無念の思いで退職した社員は1人や2人ではありません。
 社員は使えなかったら簡単に切り捨てられる消耗品としか思っていない会社の最低な体質を少しでも粉砕したいと思います。
 会社のやり方は最低ないじめであることを世間に暴露することによって、そのような最低なやり方は世の中では通用しない、ということを会社に思い知らせたいと思います。

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