2016/05/24

<声明>オバマ米大統領の広島訪問絶対反対で闘おう

<声明>オバマ米大統領の広島訪問絶対反対で闘おう


 527日、オバマ米大統領と安倍首相がそろって広島を訪問しようとしています。核と戦争に絶対反対で闘う広島と全世界の労働者民衆の声を押しつぶすための攻撃であり、絶対許せません。訪問に先立って開催されるG7サミットは、一握りの大国の指導者自らの権益を守るための強盗会議であり、戦争会議です。中東で、ウクライナで、核戦争にまで行き着くような切迫した情勢となっています。とりわけ朝鮮半島をめぐっては、かつてない規模の米韓合同演習によって朝鮮侵略戦争が切迫する事態になっています。核による支配を続け、絶え間なく戦争を繰り返している大国が、第2次世界大戦に匹敵する被害が出るような戦争を準備しているのです。絶対に許すことはできません。
 オバマ政権は、未だに7千発もの核兵器を持っているだけでなく、臨界前核実験や新型核実験を繰り返し、新たな核開発に1兆ドルもの予算を注ぎ込もうとしています。一方で安倍政権は、戦争法の制定や武器輸出の解禁に続いて、核兵器の保有も使用も憲法違反ではないとの閣議決定を行い、核武装のための原発再稼働と核燃料サイクル推進に突き進んでいます。朝鮮半島をめぐる戦争の危機を激化させ、1%の金持ちの金儲けのために労働者民衆を戦争に動員するために、ヒロシマの反戦反核の固い意志を打ち砕こうというのです。絶対に許すことはできません。
 「核も戦争も絶対反対」の声をさらに大きくしていきましょう。昨秋、私たちは戦争法制定に反対して国会前を埋めつくし、全国で数百万人が立ち上がりました。国鉄分割民営化で憲法を変えると中曽根が豪語して以来の労働組合破壊に決して屈せず、動労千葉はついにJRに不当労働行為の責任ありと認めさせました。組合員の団結した力で国家を挙げた大攻撃に立ち向かっています。改憲を押しとどめている根源的な力がここにあります。闘う労働組合が軸となり、あらゆる人々の反戦反核の声を結集させましょう。
 私たち広島連帯ユニオンは、安倍政権による労働法制改悪、外注化・非正規職化による格差と貧困の政治に対して、どんな小さな職場からでも団結して闘います。戦争に突き進む安倍政権と真っ向から対決していきます。同じような闘いが世界中で闘われています。とりわけ韓国では、民主労総がゼネストに立ち上がり戦争絶対反対でパククネ政権を追いつめています。日韓の労働者が連帯し、全世界の労働者が一つに団結し、オバマや安倍を倒して核も戦争もない社会を作りましょう!

2016524

広島連帯ユニオン

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