2015/05/29

事件の責任はA介護福祉士には一切ない!全ての責任は会社にある!

事件の責任はA介護福祉士には一切ない!全ての責任は会社にある!医療・福祉の職場に労働組合を作り、団結を取り戻そう!

5月19日、施設の2階から転落した女性を放置して死に至らしめたとしてA介護福祉士が逮捕されたという報道が一斉に行なわれた。翌日の報道ではA介護福祉士が会社にウソの報告を行なったとも報道されている。
 しかしこの事件の責任はA介護福祉士には一切ない。全ての責任は会社にある。100%不当逮捕であり絶対に許せない。
 この間、医療・福祉、介護は安倍政権の「新成長戦略」、すなわち民営化=非正規化として、新自由主義の延命策動の柱とされてきた。その結果、医療・福祉、介護の労働現場では、慢性的人員不足、極限的労働強化が行なわれてきた。とりわけ介護現場における人員不足・労働強化・低賃金・非正規職化攻撃は激しい。安倍政権の成長戦略が医療・福祉、介護の労働現場にもたらされた現実である。今回の事件は、新自由主義のこうした医療政策が起したものである。
 そもそもA介護福祉士は、毎日夜勤を強制されていて「このままでは殺される」と叫んでいたと言われている。毎日夜勤をしなければならない原因は人手不足だ。また、会社の締め付けは厳しく、ちょっとしたミスの全てが現場の労働者の責任に転嫁されてきた。文字通り尼崎事故を引き起したJRの「日勤教育」的労働現場になっていたのである。
 こうした現実は医療・福祉、介護の労働現場は全て同じである。ひとりひとりが分断され、極限状態に置かれ、何かあれば全責任が問われる。労働組合が解体され、労働者の団結が破壊された結果である。
 今こそ、職場に団結を取り戻そう。労働組合を作ろう。これが今回の弾圧に対する唯一の回答だ。

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