2015/02/27

『医療の現場』No.86を発行|草津病院支部


2.11、1病棟での労災事故を許すな

人員増やせ・安全守れ!

安全崩壊!やはり病棟再編には絶対反対だ

『医療の現場』No.86
(2015/2/27)
草津病院支部

 草津病院で働く仲間の皆さん!
 去る2月21日に1病棟で、またしても重大な労災が発生しました。本当に怒りに堪えない、絶対に許せない事態です。
 昼食後下膳の際、患者さんが食事量チェック中のケアワーカーに振り向き様、配膳トレイを投げつけ、トレイの縁が顔面右側に音をたてて激しくぶつかり負傷したのです。患者さんは、その一瞬前まで異変は
なく、突然のできごとでした。他の業務に集中していて受傷したケアワーカーには一切の責任はありません。

■個人では防げない労災事故

不意に、患者さんが振り向き様に顔面に向けて突き出してくる配膳トレイを避けることなど不可能です。硬質プラスチック製のトレイが右眼下2cm のところにあたり、頬が切れ上下のまぶたが腫れ上がり眼が充血してしまうという重大なケガを負いました。
 労災として外来受診しましたが、実際に診察を受けたのは約3時間後でした。右眼全体には内出血の打撲痕が残りました。何ということでしょうか!

■職場の安全が崩壊している!

組合は、昨年以来、1病棟で続発する職員への暴力事件を受けて、団体交渉(団交)を行い、組合員をはじめすべての職員の安全を守るために、これ以上労災を起こさせないためには、1病棟に人員補充をするべきだと経営に要求しました。
 しかし、経営は「(人員は)足りている」「安全が崩壊しているとは思わない」と回答して、必要な人員の補充を拒否しました。その結果が今回の実際に職員が負傷する労災の発生です。「今の草津病院では安全に働けるところはない」というのが職員の正直な気持ちです。

■人員を増やせ!安全を守れ!

組合は、あらためて病棟の安全が崩壊している事態に怒りを持って経営に対して要求します。1病棟をはじめとして、すべての職場に人員を補充せよ!と。
 今回の労災は、繰り返し同じ病棟・同様の状況で起こった労災であり、個人の職員の自己責任ではなく、病棟の人員不足によって引き起こされた労災です。責任の一切は経営にあります。
 昨年の団交でも明らかにしたように、労災の原因は、施設やハード面だけの問題でも職員の過失でもありません。閉鎖・隔離病棟では、入院している患者さんの動きを常に見守っている職員が必要です。全員が自分の目前の業務に集中しているだけの状況では、今回のような事故は防げません。病院の働かせ方が、労災を起こしているのです。

■さらに安全を破壊する病棟大再編には絶対反対だ!

このような病棟の危機的現状をそのままにして、カネもうけのため、ひたすらに病棟大再編に突き進むことなど、絶対に認められません!さらに事故が発生してからでは遅いのです。経営は労働者を何だと
思っているのか!「使い捨て」は許さないぞ!組合は今一度、声を大にして「安全に働ける人員を職場に配置する」ように訴えます!
 佐藤理事長は、安全をさらに破壊する病棟大再編を直ちに止めろ!働く仲間は、3・17団交に結集しよう!

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2.15国鉄闘争集会が大成功


 2.15中四国国鉄集会は、国鉄分割・民営化に屈せず闘う動労西日本を先頭に、広島連帯ユニオン・愛媛県職労・自治労倉敷の4組合がよびかけ、180名を岡山に集めて大成功しました。
 草津病院労組も全力で結集しました。新自由主義の金もうけの病棟大再編攻撃との闘いと国鉄闘争は一体のものです。
 労働組合が先頭に立って闘った時、必ず道は開かれます。人間らしく生きることを否定するような職場を、働く仲間の団結で根本から変えましょう!

岡山・広島・徳島の医療・介護労働者と共に登壇した草津病院支部の仲間
発言者は中山支部委員長(2015 年2月15 日 岡山市・さん太ホール)

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『15春闘アンケート』にご協力下さい!

 すべての職員のみなさんの不安・怒りをアンケート結果として集約し、「要求書」として提出して、団体交渉を申し入れます。職場の雇用・労働条件の改善のために『15春闘アンケート』にぜひご協力をお願いします。詳細は8病棟・真保まで問い合わせて下さい。

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