2014/12/02

労働者の分断を許すな|推進機構支部

当局による労働者分断を許すな!推進機構に闘う労働組合を作ろう

『団結通信』No.39(2014/12/2)

 遅くなりましたが、11月6日の団体交渉の報告をします。
 今回の団交は組合から推進機構当局に提出した①Eさんに対する仕事外しの「処分」撤回、②受付業務の外注化・非正規化反対の申し入れの内容をめぐるものでした。
 推進機構当局は、仕事外しが不当な「処分」であることを認めず「単に内勤の業務を命じただけ」とごまかしました。その上で、団交の場でもEさんを個人攻撃し、自分たちのやっていることを居直りました。
 団交の場で当局はあろうこうとか「(Eさんを)検診に出すと現場が混乱する」などという暴言を吐きました。長年現場で働いている労働者に対してなんという言い草か! 絶対に許すことはできません。
 現場で起こる問題をすべて個人の責任にして、気に入らない労働者を見せしめのように集中攻撃する労務支配のやり方です。とんでもないことです。
 しかも、重ねて許せないことに今回のEさんへの仕事外しは「現場の声の実現」とまで言いました。これはEさんへの処遇決定に対する卑劣な責任逃れであり、労働者どうしの分断です。絶対許せません。
 また、受付業務の外注化・非正規化についても、「新システムで安全性は損なわれていない」と居直りました。当局の言い分は、以前のように受付で名簿を作成するわけではないから、フィルムや検体との取り違えが起こらないから安全性は高まっているというのです。しかし、名簿を作ることだけが受付の仕事ではありません。実際に慣れていない労働者を配置していろいろなトラブルが起こっているではありませんか。

根本的な問題は労働組合の不在だ

 当局のパワハラ、労働者への分断、外注化・非正規化・・・。すべて根本的な問題は職場に労働組合がないこと、あっても機能していないことが根本問題です。日本じゅう世界中で起きている資本による労働者への攻撃も全く同じです。労働組合がないことを見透かして、足元を見て労働者への攻撃をかけているのです。

推進機構労組をたたかう労組に作り変えよう

 推進機構には、形式上「推進機構労働組合」が存在していますが、実体は「委員長は親睦会長と兼務する」ということだけが言われ、労働組合として機能していません。機能していないどころか、実際には当局のすすめる合理化や賃下げにお墨付きを与える存在になっています。
 例えば、推進機構労組の規約では年に1度の総会開催や、役員選挙、組合費徴収などが規定されており、それは労働組合が労働組合として成立する上で当然やらないといけないことなのですが、この数年一切行われていません。(親睦会役員の選挙だけが行われています)。
 昔を知っている人の話によれば、かつては親睦会の選挙とは別に組合の役員選挙が行われ、組合費も親睦会費とは別に徴収していたそうです。ところがいつからか組合活動が形骸化し、親睦会だけが実体的に残る形になったのです。しかし、当局や管理者も含む親睦会と、当局と闘う立場であるべき労働組合は根本的に違う組織です。
 当局・資本と労働者が「なあなあ」でやっていける時代は終わりました。みんなの力で推進機構労組を闘う労働組合に作り変えましょう。

安倍政権の戦争政治、アベノミクスは破産した!
いまこそ新しい労働者の政党を作ろう!

11月21日衆議院は解散し、総選挙が始まりました。
 今回の選挙についてマスコミや野党は「不意打ち」とか「大義がない」とか言っていますが、実際は安倍政権が労働者民衆の怒りの前にすべての政策が破産して解散に追い込まれたと思います。アベノミクスで株価が上がったとか、賃金が上がったとか言っていますがすべてデタラメです。私たちの年金基金の積み立てを勝手に株に投入して無理やり株価を買い支え、株価上昇を「演出」しています。賃金については物価上昇分を含めた実質賃金は15カ月連続で下がり続けています。労働者の生活を破壊し、国民の10数%にすぎない株主をもうけさせることしか考えていないアベノミクスに労働者民衆の怒りは爆発しています。
 そしてなんといっても集団的自衛権行使容認7・1閣議決定、改憲・戦争政治、沖縄の新基地建設、福島圧殺・原発再稼働策動に対して怒りが爆発しています。労働者民衆の怒りの前に安倍は追い詰められ、いったんは打倒されたのです。
 今回の解散総選挙は一旦打倒された安倍が再度延命して、戦争と首切り、民営化と非正規化、首切りの大攻撃をやるための選挙です。
 したがって、この選挙に対する労働者の回答はいまこそ団結し、闘う労働組合を職場によみがえらせることと、闘う労働組合の先頭でたたかう労働者の党を作り出すことです。
 広島連帯ユニオンは今回の総選挙に対して、動労千葉を先頭にした階級的労働運動派の代表として東京8区(杉並区)から立候補した鈴木達夫弁護士を応援します。安倍自民党政治は破産していますが、対する野党は全く闘う路線も方針も出せていません。
 こうした中、都知事選に続き、東京8区から労働弁護士として最先頭で闘っている鈴木たつおさんが立候補しました。全国の力を1点東京8区に集中し、労働者の怒りを真に代表する革命的議員として鈴木さんを国会に送り込みたいと思います。ぜひご支援をよろしくお願いします。

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