2009/04/01

広島地域支部:A産業に賃下げ撤回を要求

 広島地域支部は、A産業の10%もの賃下げ攻撃に、白紙撤回を要求して反撃を開始した。これまでA産業は、サービス残業をやめさせろの要求に対して団体交渉を拒否するなど、組合敵視の姿勢をあからさまにしてきた。このたびの賃下げ攻撃も、労働者を分断して賃下げをのませるという卑劣な手段を使ってきた。会社は労働者がユニオンに結集することを心底恐れている。団結の力で賃下げ攻撃をはねかえそう!

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会社に要求しました

1)2009年2月25日をもって強行された賃金引き下げは不当であるので白紙撤回すること。賃金引き下げにともない2009年2月分、2009年3月分で生じた未払い賃金を、直ちに支払うこと。
2)サービス残業を即刻やめさせること。これまでの未払い残業代を支払うこと。

■我慢はもうたくさん!

 会社の業績が悪ければ私たち労働者は食べられなくても我慢しろというのでしょうか。ボーナスカット、サービス残業、有給休暇をとったら皆勤手当が削られる。「有給」なんて全然取れないじゃないか。その上「賃下げ」ときた。冗談じゃない!人員や車両は減らされ仕事は確実に増えている。大幅賃下げだ。雇用を守るための賃下げ?あり得ない!賃下げに黙っていたら、次はクビ切りだ。「しばらく我慢すれば」「景気回復のおりには甘い蜜が味わえる」なんて、気休めにもならないでまかせでしかない。

■資本主義はボロボロです

 今、世界大恐慌が激しく進み、その終わりのときをむかえています。資本主義のもとで、私たち労働者はやっと生きていけるだけの賃金で働かされ、労働者が生み出したものはすべて会社(資本家)が手にしている。労働者は競わされ、こき使われ、そして捨てられる。甘い蜜を味わうのはいつも経営者(資本家)ではありませんか。その上、うまく行かなくなったらツケをすべて労働者に押し付けている。

■社会を変える時が来た

 クビ切りや賃下げに対して、世界中で労働者が「資本家の経営の失敗のツケを労働者に押し付けるな」とストライキやデモに立ち上がっています。アメリカのAIG幹部への、何億円ものボーナス支給のような事がまかりとおっている。本当に腹ワタが煮えくり返ります。強欲な資本家のために、どれだけの労働者の命が奪われているか!こんな腐りきった社会を変える時が来たのです。

■労働者が社会の主人公

 この社会のすべてを労働者がつくり、動かしています。労働者あっての会社ではありませんか。労働者の団結した闘いで職場を、社会を変えることができます。職場に私たちが団結できる労働組合が必要です。怒りを抑え、頭を下げながら経営者にしがみついても、展望はありません。「死にものぐるいで」営業を伸ばせ!なんて、結局は私たちに責任を押し付けているだけではありませんか。私たち現場の労働者が団結すれば、私たちの力で職場を回せます。

私は今回の賃下げを拒否しました

 同意なしに賃下げするのは不当です。絶対拒否です。それに、直前に部署毎に通告して賃下げを押し切るなんて、とんでもないことです。「社員はファミリー」なんて言っても、社員の生活なんて考えてもいない。私が賃下げを拒否したら、社長は「あんたがいくら拒否してもやると言ったらやる」と言い放ちました。絶対許せません!でもみんなが拒否すれば、こんな関係は逆転します。皆さん団結しましょう。広島連帯ユニオンに加入し、ともに闘いましょう!